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【女一人旅】高野山観光⑤【奥の院】

りえ
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初めての高野山。
初めての奥の院。

奥の院ナイトツアーと日中の奥の院と両方行きたい、どちらを先にするか迷いましたがナイトツアーを先にしました。
結果、正解でした。

あえて下調べをせずに行ったので、ナイトツアーでガイドさんに聞いたこと見せてもらったことを日中に再度確認したり、距離感もわかるので不安なく見て回ることができ全く違う雰囲気を感じる事ができました。

時間が許すならば両方行かれることをお勧めします。

こちらは日中の奥の院について書いていきます。

参道入り口から入る

高野山 奥の院 一の橋

奥の院の参道入り口「一の橋」です。
正式名称は「大渡橋(おおばし)」
合掌一礼して入ります。

一の橋からでなくても出入り口は他にたくさんありますが正式な参拝方法としてやはりここから入りたくなります。

高野山 奥の院

12月8日の朝9:30
薄氷が張っていました。

武将たちのお墓

紀州初代藩主 徳川頼宣の墓所(家康の第10子)
紀州初代藩主 徳川頼宣の墓所(家康の第10子)
武田信玄の墓所
武田信玄の墓所
石田三成の墓所
石田三成の墓所
加賀前田家供養塔
加賀前田家供養塔
織田信長の墓所
織田信長の墓所

教科書で学んだ彼らに会えるとは不思議な感じです。

お墓ですが私は怖い感じはしなかったです。
背の高い木々に囲まれて陽が入り清々しい気持ちになりました。

高野山 奥の院 
高野山 奥の院

浄土真宗の開祖 親鸞聖人の供養塔もありました。
親鸞聖人の所に陽が当たっていて神秘的でした。

宗派に関係なくお墓や供養塔がある奥の院ならではですね。

高野山 奥の院

戦没者の供養塔もありました。

きぎょうぼ

企業墓も多数

ヤクルトの慰霊塔
ヤクルトの慰霊塔
UCC上島珈琲(株)の慰霊塔
UCC上島珈琲(株)の慰霊塔

企業の慰霊塔も多数ありました。
ロケットやいろんな形がありました。

個人ではジャニーさんやジュリーさんのお墓もありました。

パナソニックの創業者 松下幸之助さんが建てた企業墓をきっかけに現在では100基を超える企業墓があるそうです。

こうや七不思議の

高野山には七不思議が伝えられています。
こうや七不思議 高野町HPより

七不思議のうち二つが奥の院の中にあります。

一つは、
中の橋を渡ってすぐの石段は覚鑁坂(かくばんざか)(別名:三年坂)と呼ばれ、42(死)を超えるという意味があるのか43段あり、万が一途中で転ぶと三年と持たないと言われているそうです。

普通に歩いていて転ぶことは滅多にありませんが意識して歩くとドキドキしました。
無事に転ばずに歩けました笑。

もう一つは、

すがたみのいど

姿見の井戸

高野山 奥の院

姿見の井戸
井戸を覗き込んで自分の顔が映らないと三年以内に死んでしまうと言われています。

私は視力が悪く自分の顔を見られないのではないかと心配もしましたが深い井戸ではなく無事に自分の顔を見ることができました。

あせかきじぞう

汗かき地蔵

高野山 奥の院

こちらは姿見の井戸の隣にある「汗かき地蔵
こうや七不思議の一つではありませんがこちらも言い伝えがあります。

汗かき地蔵は人々の苦しみを一身に背負い受けているのでいつも汗をかいていると言い伝えられています。

ぜんにじょうちひ

禅尼上智碑

高野山 奥の院

禅尼上智碑(ぜんにじょうちひ)
転ぶと3年持たないと言われている覚鑁坂の途中にあります。
女人禁制だった高野山にて室町時代の女性の石碑があるのです。
詳しい事はわかっていないそうです。

石碑のくぼみに耳を当てると「地獄の釜の音」「極楽浄土の音」が聞こえると言われています。
聞こえましたよー。

一つ一つをじっくりと見ていると結構時間が必要です。
やっと御廟橋に到着しました。

ごびょうばし

御廟橋から先は

御廟橋(ごびょうばし)は、御廟へ向かう参道の最後の橋です。
またこの流れている玉川にもこうや七不思議が伝えられています。

36枚の橋板と橋全体を合わせて37枚と数えられており金剛界37尊を現しており更に橋板の裏に梵字で36尊を現している。


御廟橋から先は弘法大師を祀る聖域となり撮影禁止です。

御廟橋の手前に地蔵菩薩など諸尊が立ち並んでおり御廟をお参りする前に好きな仏様に水を手向ける風習があります。

水を手向けることで先祖や亡くなった人の冥福を祈ったり御廟へお参りする前に自らの人身の穢れを清めるという意味もある。

ごびょうばし

御廟橋からの御作法

  • 脱帽して合掌一礼してから橋を渡る
  • 写真撮影禁止
  • 携帯はマナーモード又はオフにする
  • 左側通行
  • 出る時も一礼する

橋を渡ると御廟まで真っ直ぐに進みます。

とうろうどう

燈籠堂

まず燈籠堂があります。
ナイトツアーでは外観のみ、日中は中に入れます。
夜と日中では全く雰囲気が違います。
この世で最も浄土に近い場所と言われているそうです。

中に入ると薄暗く燈籠で全て埋め尽くされて幻想的でした。

多数の吊り下げられている燈籠の中には千年近く燃え続けている「消えずの火」があり、白河上皇が献上した「白河燈」祈親上人の「祈親燈」貧しいお照が大切な黒髪を切って献上した「貧女の一燈」昭和のある宮様と首相の手により献じられた「昭和燈」があるそうです。

ごくよう
ご供養などは
燈籠堂開堂時間6:00~17:00
ご供養受付時間8:30~14:40(予約不要)
読経供養開始時間9:00/10:20/11:30/12:40/13:40/14:40
ご祈祷受付時間8:30~16:30(予約不要)
祈祷料など奥の院規定一覧表

若いお坊さんたちが受付を担当していて、わからないことは親切に教えてくれました。
私は自分と家族の分として三日間祈祷(3,000円)を申し込みました。

ちょうど読経供養に遭遇し後ろでずっと聞きました。
手を合わせ一緒に小さな声で唱えている方もいましたよ。

ごびょう

御廟

今も弘法大師が瞑想されている御廟。
燈籠堂をまわっていきます。

参拝方法

  1. 左右に蝋燭を一本ずつ、線香を一束ずつお供えする
  2. 正面で一礼をする
  3. 般若心経と「南無大師遍照金剛」を唱える
  4. 一礼する

外国人も多いですし、サッと通り過ぎる方もいます。
ガイドさんと一緒に来てお経を唱える方もいますし、どこかの所属らしき団体の方々もいます。
ナイトツアーの時には尼さんらしき方がずっと読経していてそれが印象深く忘れられません。

私は座れる場所があるのでそこで30分ほど空海さんを見ながらその場を感じていました。
近所だったらしょっちゅう来たい場所です。
多くの方の想いがあり空海さんが受けているのだなぁなんて思いました。

地下法場

御廟から少し進んだ燈籠堂の地下に「地下法場」があります。
調べないで行ったからここを観なかった事を今も後悔しています。
ここが一番落ち着くとおっしゃっている方も多いです。
次回に行った時には必ず行こうと思います。

しょうじんぐ

生身供の見学

空海さん入定後1250年経った今も御廟へお食事を一日二回届ける儀式の「生身供」
時間は朝6:00と10:30に行われます。

時間が近づくと見学のために人が待機し始めます。
もちろん御廟橋から写真撮影は禁止なので写真は撮れません。

待機場所は

御廟橋のあたり
燈籠堂の前
が多かったです。

目的別待機場所は

唯那(ゆいな)と呼ばれる仕待僧をはじめとする3僧が誉試地蔵(あじみじぞう)に味見してもらう所から見たい方→御廟橋あたりで待機。
上から来る様子を見たい方、燈籠堂に入り食事を運ぶ所を見たい方→燈籠堂の前で待機。

が良いと思います。


私は燈籠堂の前で待機をし燈籠堂の中で運ぶ所を見て(全容は見られません)戻るまで見ました。

戻る時に御廟橋に到着するまで私たちが歩いていいのかわからず、御廟橋で一礼するのを見てから思いっきり走って追いかけました。

(生身供を知らなかったのだろう外国の方が途中で遭遇して端に避けるのはありましたがそれ以外は歩く方はいませんでした)

そして撮れた写真がこちら。

高野山 奥の院


高野山 奥の院

御廟橋から弘法大師のいる御廟までの歩いている間の風景はボキャブラリィのない私には表現できません。
静かで厳かで。

人って毎日のことで慣れると大切にしなくなる事が多くありませんか?
そんな事一切と感じませんでした。
見学できて良かったです。

休憩スペースもある

高野山 奥の院

御廟橋の近くあたりに休憩所がありました。

高野山 奥の院

日頃は釜で炊いたお茶を振る舞ってくれたり法話を聞くことができるそうです。
この日は残念ながらなく。
お茶は右手?にあるようです。
ずっと歩いていたので椅子で休憩できる場所があるのは有り難いです。

御朱印は

高野山 奥の院 

休憩所の近くに御朱印がいただけます。
通年いただける「弘法大師」と「甲子の日」限定の「大黒天」があります。
大黒天縁日(甲子の日)日程は金剛峯寺HPへ

余談

奥の院を隈無く見て思った事がありました。
永代供養との事で大昔から現在までお墓など数は増え続けていると思うが土地はどうなっているのだろう?拡張しているのかな?と。
チェックアウト時に宿坊の住職に聞いてみました。
「広げていないだろう」との事でした。

確かに山道あたりはお墓がひしめき合っていましたが周りには余裕はありました。
調べたら境内は2,000坪との事ですがもっと広いのでしょう。

高野山 奥の院

また一般的なお寺だと敷地内にお墓がありますが高野山は奥の院の中に集約されていて住職たちが毎日奥の院の自分達の場所に行き見てくれているそうです。
どんなに天候が悪くともやってくださっているそうで頭が下がります。

今まで行った場所の中でも高野山、奥の院は心惹かれる何度も行きたい場所となりました。

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50歳。バツなし独身。仕事は美容系のフリーランス。色々あるけれど楽しく心地良く過ごす事を全力で楽しむ日々。笑う門には福来たる。
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