【女一人旅】2泊3日の高野山まとめ【旅行記2日目】
二日目
起床して
2日目がスタート。
朝の6時に起床しました。
普段は朝は怠さがありますがこの日はスッキリ。
まずは昨日に自動販売機で売っていた光海珈琲さんの珈琲ドリップで淹れた珈琲をいただきます。
お湯はお部屋にあるポットに入っていました。
12月7日6時の気温は8度。
寒いけれど気持ち良い。
朝のお勤めに参加する
高野山の宿坊に泊まると朝のお勤めに無料で参加できます。
持明院さんは冬季は7時から。
寒くて空気の澄んだ廊下を渡り本堂に向かいます。
7時スタートで私が本堂に着いたのが6:55くらい。
スタッフさんが待機していて案内してくれました。
中は蝋燭の明りのみ。
仏像の数に驚きます。
女性が1人既にいました。
私以外に女性1人の宿泊客がいたのですね。
後ろの椅子に座りました。
大きなストーブがあり暖かいです。
ですが場所により足元が冷えるのでコートを持って行って正解でした。
お遍路さんらしき日本人男性1人と外国人ファミリーも来ました。
7時になりお勤めスタートです。
住職の読経を私は床に移動して目を瞑って胡座の体勢で聞きました。
途中でお焼香もします。
30分ほどで終了。
気持ち良い。
朝食をいただく
お部屋に戻ると朝食がセットされていました。
もちろん精進料理です。
この白米がめっちゃくっちゃ美味しいのです!
おひつには二人前は入っていますが全部平らげてしまいそうになるくらい美味しい。
ちなみに私が予約したプランは、
世界遺産■高野山で宿坊体験【部屋食スタンダード精進料理】です。
ゆっくりと朝食をいただいていると朝日が入ってきました。
「良い1日になるお知らせだ♪」
ひとりウキウキして写真を撮りまくりました笑
観光スタート
9時過ぎに観光に出掛けました。
目的地は昨日に歩いている時に決めました。
途中のベンチの彫刻。
可愛い。
お金を置いている方もいるのですね。
霊宝館へ
目的地に到着。
霊宝館です。
高野山の貴重な文化遺産が保管・観ることができる美術館、博物館のような所。
以前に渋谷で偶然に入ったお店で高野山のイベントに遭遇し曼荼羅のレプリカを見せてもらった事がありました。
こちらでは本物が見られるとの事で来たかった場所です。
期間限定の企画展は「弘法大師空海の弟子たち」
時間がある方には是非ともお勧めしたい場所ですね。
迫力ある仏像たち、許すならばずっと座って瞑想したいくらいでした。
布の躍動感、表情、作成方法など堪能。
本物の曼荼羅の大きさといったら。
平清盛の血を混ぜて書いたという血曼荼羅も。
書の達人と言われる空海の直筆も見られます。
弟子たちのお寺の記載もありいつか行ってみたいですね。
高野山=空海、確かにそうなのですが数え切れないほど補佐の方がいたでしょうし尽力した高野山側の人間がいたでしょうし、そういう事に思いを馳せるのが好きです。
またそれだけ魅力があった空海、興味が尽きません。
冬だからかほぼ貸切で観る事ができ落ち着きました。
約1時間ほど堪能した後は次の場所へ。
霊宝館近くの観光情報センターを見たり、
公園の池には鮮やかな鯉がいました。
金剛峯寺に行く
ここも外せません。
金剛峯寺のHPを見てください。
題字は弘法大師の真筆でとっても綺麗な字です。
とっても広い。
ほとんどが写真撮影は禁止です。
襖に描かれている絵は圧巻です。
自害した部屋や天皇や世の権力者が利用する部屋、武者隠しの小部屋など見ているとその時代にトリップします。
今よりも上下関係が厳しかっただろう時代がよくわかります。
そして世の権力者たちがこぞって高野山に来ていたのも想像ができます。
台所もありました。
この釜は昭和50年代まで使われていて2,000人分のご飯が炊けるそうです。
さて次に移動しようかなぁなんて思っていたら…
ふと目の前を通った方がいました。
あっ!
と思いましたが声は掛けませんでした。
ですがあちらも気付いて「昨日は買えましたか?」と声を掛けてくれました。
そう、昨日にあるお店で店員さんと間違えて話しかけてしまった方でした。
まさか、ここで会うとは。
金剛峯寺も広いのに。
私はお化粧もしていないすっぴんだったので一部顔を隠して話していました。
なぜか涙が出そうになり軽くお話をしてお別れしました。
こんな偶然もあるんですねぇ。
またあるんですけどね。
13時前なのでランチにしようと移動しました。
ランチで飲む
どこで食べようかなぁ。
精進料理以外を食べたいなぁ。
飲みたいなぁ。
なんて思いながら街中をぶらぶら。
大通り沿いにある丸万さんに入りました。
カレー蕎麦、とろーりたま麩、ビール。
「高野山なのに、寒いのに、飲む私って」と自虐しながらもビール美味しい。
ま、飲むのは悪じゃないですもんね!(言い聞かせる)
外は寒いのでカレー蕎麦の暖かさが身体に沁みます。
外国人観光客も多いお店でスタッフさんが英語で対応していたのが印象的でした。
この時点で13:30頃。
今夜は奥の院ナイトツアーに行くのでお風呂入って夕食食べて集合場所に行って、など考えるとあまりゆっくりはできません。
お土産屋さんを巡る
デイリーヤマザキに入ると富貴野菜が。
近かったら買いたかったな。
中央観光情報センターではクラフトジンを買いました。
天風てらすはお洒落で魅力的なものがいっぱい。
ここにしかないというお香を買いました。
お部屋で食べる用のプリンもテイクアウト。
奥の院入り口あたりにある一の橋天風やお土産がありそうなお店はほとんど入りました。
かなりのスピードで周ったかも。
胡麻豆腐は帰りに買うことにしました。
宿坊に戻る
15時くらいに持明院さんに戻りました。
「夕食を少し早めにお持ちしますね」と今夜は奥の院ナイトツアーに参加する事を考慮して申し出てくれました。
有り難い。
「夕食どきのお酒はどうしますか?」と聞かれましたが空海さんに会いに行くので控えました。
部屋に戻り先ほど買った天風てらすのプリンを食べながら荷物を整理し、一休みしました。
お風呂開始は17時から。
ちょうどに行き昨日同様私だけ。
大きな浴槽ってなぜ気持ち良いのでしょうか。
夕食をいただく
昨夜の胡麻豆腐は黒胡麻。
今日は白胡麻のごま豆腐です。
見た目以上にお腹いっぱいになります。
美味しくって大満足。
奥の院ナイトツアーの集合時間もあり18:45には出たいので少し慌てて食べました。
部屋食って移動時間もないから、時間が有効的に使えて助かりますね。
ちなみに私が予約したプランは、
世界遺産■高野山で宿坊体験【部屋食スタンダード精進料理】です。
奥の院ナイトツアーの集合を間違える
皆さんスムーズに行っていたので少ないかもしれませんが私みたいな人もいるはず(はず、はず、はず、多分…)
集合時間は19時。
集合場所の恵光院さんは持明院さんから近いので18:45に出ました。
「ここから1分だし余裕〜♪」
でもミスりました。
申込時に来たメールに「集合場所は恵光院境内」と書いてありましたが、集合場所として書いてあった住所をGoogleマップで検索して出てきた斜め向かいのバス停あたりで私は待機してしまったのです。
でも時間は余裕。
この時に近くの居酒屋さんが満席で夕食に困っていた外国の方にご飯屋さんを知らないかと聞かれましたがわからないのでお役に立てず。
食べられたかなぁ。
あれ?待てど暮らせど誰も来ない!
焦る私。
え、参加者は私だけ???
日中もあまり人に会わないし参加者が私だけの可能性もありそう…
でも、でも…
焦りまくる私は奥の院入り口を見るけれど誰もいません。
19時直前。
恵光院さんに入っていくグループを二組見かけて「もしや!」と思って走ったら大勢の人がいました。
あんなに早く走ったのって何十年ぶり?
1人で暗い所で焦っていた私が明るく大勢が居るのを見た時の安堵感は今でも忘れられません。
寺務所で名前を告げて待機。
私みたいにならないようにお気をつけくださいね。
奥の院ナイトツアーの集合場所は「恵光院境内」です!
綺麗な夜空を見て心落ち着かせました。
奥の院ナイトツアーがスタート
19:15頃にガイドさんが来てナイトツアーがスタート。
参加者は私含め女性1人が3人、男性1人、ご夫婦1組、4人組の10人でした。
みんな日本人。
ガイドさんが説明してくれながら歩きます。
日中の奥の院も行きたいし夜の奥の院も行きたい。
どちらを先にするか。
今回は夜の奥の院からにしたので初めての奥の院です。
夜の奥の院は静かで神秘的でした。
もうすぐ空海さんの前に行けるという灯籠堂の階段を登るときに一斉にトンビや鳥たちが大きく泣き始めたのは驚きました。
「まるで私達を歓迎してくれているみたい…」
と参加者の方が思わず呟いたくらい。
御廟の前では尼さんらしき方がずっと唱えていました。
独特の空気感。
ナイトツアーに参加して良かったです。
帰りはガイドさんが皆さんの宿を確認してバスまで案内し降りるバス停も教えてくれるので安心して帰宿できました。
帰宿して就寝
宿に戻ったのが21時前。
夜の奥の院の神秘さと空海さんに挨拶できた余韻を引きずりながら一息つきます。
写真は次の日のですが汗
高野山のクラフトJINをいただきます。
ハーブの風味が濃く夏の暑い日にジントニックで頂いたら最高に美味しいかと思います。
金剛峯寺でお会いできた方にもまた会いたいなぁなんて今日1日を思い出しながら明日に備え22時には就寝しました。
二日目の歩数は約25,000歩でした。
歩いたー!!
2日目のタイムライン
起床
朝の勤行に参加
朝食
霊宝館に行く
観光センターや散策
金剛峯寺に行く
丸万さんで昼食
お土産屋さんを巡る
持明院さんに戻る
入浴
夕食
奥の院ナイトツアー
帰宿
就寝